JT-60SA平衡磁場コイル用プロトタイプ型NbTiケーブル・イン・コンジット導体の自己磁場測定

Self magnetic field measurements on a prototype NbTi cable-in-conduit conductor for JT-60SA EF coil


尾花 哲浩, 高畑 一也, 濱口 真司, 三戸 利行, 今川 信作 (NIFS); 木津 要, 村上 陽之, 土屋 勝彦, 吉田 清 (原子力機構)


Abstract:JT-60SA平衡磁場コイル用プロトタイプ型NbTiケーブル・イン・コンジット(CIC)導体の分流開始温度(Tcs)測定及び安定性試験が、核融合科学研究所(NIFS)と日本原子力研究開発機構(JAEA)の共同で行われた。プロトタイプ型導体は、Niメッキを施した486本NbTi素線を、3(1次撚り)×3(2次撚り)×3(3次撚り)×3(4次撚り)×6(最終撚り)のケーブリングパターンで撚り合わせており、4次撚りと最終撚りにはステンレステープが巻かれている。また、導体中心部には、スパイラル管が配置されている。本研究では、プロトタイプ型導体の周囲にホール素子を配置し、自己磁場測定を行うことで、導体内で生じる電流の転流現象の理解を試みた。本講演では、プロトタイプ型導体のTcs測定及び安定性試験時に行った自己磁場測定の結果について発表する。