Superconducting properties and workability of stainless steel sheathed MgB2 thin wires
金澤 昌哉, 山田 豊, 太刀川 恭治 (東海大); 井上 拓郎, 柁川 一弘 (九大); 熊倉 浩明 (NIMS)
Abstract: In-situ PIT法を用いて作製したステンレス鋼シースMgB2細径線材の加工性と超伝導特性について報告する。本報では超伝導線材の細線化を行い、直径0.20、0.14、0.10 mmφの各線材について調査した。MgH2粉末とアモルファスB粉末を混合した粉末をステンレス鋼管に充填して線引き加工後、630℃×5h、Ar雰囲気中で熱処理を施し、ステンレス鋼シースMgB2線材を作製した。加工率は
96〜99%であった。
4.2 Kにおける臨界電流(Ic)は、自己磁場において、0.20 mmφでは34.0 A(Jc=3900 A/mm2)、0.10 mmφでは8.5 A(Jc=4500 A/mm2)であった。