Construction and current-feed test of 200 m DC superconducting power cable
浜辺 誠, 渡邉 裕文, 河原 敏男, 孫 建, イワノフ ユーリ, 杉本 達律, 芳村 幸治, 福田 真治, 藤井 友宏, 杉野 慎, 山口 作太郎 (中部大)
Abstract:中部大学では、20m級直流超電導送電ケーブル試験装置による試験が成功裡に終了したことを受けて、新たに200m級の直流超電導送電ケーブルの試験装置の建設を2009年度より開始し、2010年1月に完成した。特に、本ケーブルでは、約200mの断熱用配管(曲がり部の最小半径2m)をストレート管で製作・設置し、その中に超電導線材・絶縁体・アース導体からなるケーブルを挿入する形式をとっており、2009年8月に行われたこの挿入作業は、これまで本学の20m級の超伝導ケーブルでしか経験がない挑戦的作業であったが、今回の200mケーブルでも問題なく終了することができた。建設の後、速やかに冷却を行い、液体窒素中で1.2kAの通電まで行った。講演では速報として、建設の過程とともに、通電試験の結果についても一部紹介する予定である。また、冷却・昇温過程については別の講演で報告する。