高フープ力条件下での1.3 GHz NMR マグネット設計

A 1.3 GHz NMR Magnet Design under High Hoop Stress Condition


大塚 昭弘 (JASTEC); 木吉 司 (NIMS); 武田 実 (神戸大)


Abstract:高温超伝導材料(HTS)は25 T以上で優れた臨界電流特性を有しており、1 GHz (23.5 T)を超える超伝導マグネットには必要不可欠とされている。一方、高磁場マグネットを小型、軽量化するには、高応力基準での設計が重要である。ハステロイを基材とするReBCO線材は、700 MPaの応力下でも臨界電流の特性劣化が少ない。この点を利用して、ほぼ全てをReBCO線材で構成し、500 MPaのフープ力条件下で1.3 GHz (30.5 T) NMR用超伝導マグネットの概念設計を行った。