Development of 66 kV Class “3-in-One” Power Cable with RE123 HTS Wires
大屋 正義, 湯村 洋康, 増田 孝人 （住友電工）； 雨宮 尚之 （京大）； 藤原 昇 （SRL）
Abstract:超電導ケーブルは、コンパクトな形状で大容量送電を可能にし、従来ケーブルに比べて送電損失を低減できるため、老朽化した地中ケーブルのリプレース対策として実用化が期待されている。このような状況の下、平成20年度より、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の「イットリウム系超電導電力機器技術開発」プロジェクトが開始され、住友電工では薄膜高温超電導線材を用いた66kV級の大電流超電導ケーブルの開発を実施している。本報では、要素技術の開発状況について、主に低損失化に関する成果報告を行う。
なお、本研究の一部は、「イットリウム系超電導電力機器技術開発プロジェクト」として、NEDOからの委託により実施したものである。