Synthesis of c-axis oriented MgB2 bulks by the magnetic method.
望月 利彦, 下山 淳一, 荻野 拓, 堀井 滋, 岸尾 光二 (東大)
tt086731*mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
Abstract:MgB2は低い異方性と長いコヒーレンス長に由来して、無配向のバルク体でも比較的高い臨界電流密度Jcを示す。一方、最近のエピタキシャル薄膜において20 KにおけるJcが108A/cm2を超える報告があり、バルク体作製においても結晶配向による特性向上の可能性がある。
そこで我々は、電気泳動堆積法(EPD法)と磁場配向法を組み合わせてMgB2配向体を作製し超伝導特性、常伝導状態の抵抗率を評価している。講演ではc軸配向が超伝導特性、connectivityに与える効果について議論する。