直流超伝導200mケーブルの設計研究

Design Study of 200-meter DC Superconducting Power Cable


山口 作太郎, 河原 敏男, 浜辺 誠, 渡邉 裕文, IVANOV Yuri, 孫 建, 杉本 達律, 芳村 幸治, 服部 敦, 高橋 道郎, 飯吉 厚夫 (中部大)
yamax*isc.chubu.ac.jp


Abstract:現在、中部大学では直流超伝導送電システムの新しい実験装置の建設を進めている。規模は200meter長であり、電圧はDC10kVであり、電流は2kA以上である。
設計方針は、この規模でも銅ケーブルなどに比べて損失の少ない送電システムを構築することであり、そのための各種実証実験を行うことを予定している。
このため、断熱2重管からの熱侵入を最小限にすると同時に端末での熱侵入も最小限に抑え、液体窒素の循環動力も可能な限り小さくしている。そして、それらが達成度を確認するための計測系の整備を行っている。これらについて、現状の設計研究状況を報告する。