ヘリカル型海流MHD発電機の流動特性

Hydraulic characteristics of helical-type seawater MHD power generator


BUI Anh Kiet, 武田 実 (神戸大); 木吉 司 (NIMS)
kietthujp*yahoo.co.jp


Abstract:ヘリカル型海流MHD発電機は、超伝導技術を応用した低損失で効率のよい発電機として期待されている。この発電機の欠点として、海水の螺旋運動が原因の流体損失が挙げられそのため発電機内部の流速が抑えられる。流体損失の計算モデルを構築するために、発電機の代わりに3つの実験装置を用いて流動特性を調べた。3つの実験装置には、ポリ塩化ビニル製で直径100mm、内径10mm、回転数3、5、7、ピッチ30、37.5、45mmのヘリカル壁が入っている。7回転の場合ヘリカル壁の長さは、215、267.5、320mmであり、それぞれヘリカル角度φは98.5°、100.6°、102.7°である。回転数およびピッチの違いによる圧力分布および入口と出口の間の圧力損失への影響について主に議論する。