Superconducting magnet system for the J-PARC neutrino experiment (18) ---Commissioning Results of the Superconducting Magnets System---
佐々木 憲一, 中本 建志, 木村 誠宏, 岡村 崇弘, 都丸 隆行, 荻津 透, 槙田 康博, 飯田 真久, 大畠 洋克, 鈴木 祥仁, 山本 明 (KEK); 市原 直 (三菱電機)
ken-ichi.sasaki*kek.jp
Abstract:現在、東海村に建設中の大強度陽子加速器J-PARCの50GeV-750kW陽子ビームを利用した次期ニュートリノ振動実験計画が進行中である。
このビームラインでは2.6Tの2極磁場と19T/mの4極磁場を同時に発生するコンバインドファンクション型超伝導電磁石が28台並べられ、
すべてが電気的、冷却フロー的に直列に接続される。
冷凍機および磁石システムの設置・接続作業は2008年12月までにほぼ終了し、冷凍機単体の試運転を2008年12月中旬から下旬にかけて行い、冷凍機としての性能を確認した。
その後、2009年1月始めにシステム全系の冷却を開始し、2月始めから3月始めにかけて磁石のインターロック試験および通電試験を行った。
本報告では主に磁石に関係する試運転結果について報告する。