放射線管理区域への15T超伝導マグネット導入計画

Installation plan of 15T superconducting magnet in radiation controlled area


西村 新 (NIFS); 竹内 孝夫 (NIMS ); 西嶋 茂宏 (阪大); 落合 謙太郎 (原子力機構); 渡辺 和雄, 四竃 樹男 (東北大)
nishi-a*nifs.ac.jp


Abstract:核融合炉では中性子漏えいや中性子透過によって、超伝導マグネットが中性子による照射を受ける。そのため、著者らは超伝導特性に及ぼす中性子照射の影響を検討してきている。中性子照射された超伝導線材やガラスクロス電気絶縁材料などは放射化し、放射性物質となっているため、一般の研究施設で特性評価を実施することはできない。そこで、東北大学大洗センターのホットラボに15T超伝導マグネットを導入する計画が立てられ、2008年から2010年の3年間で導入することが認められた。この導入計画の背景および目標を中心に、中性子照射効果研究体制の進捗状況について述べる。