Examination of optimal shape of pick up coil for 500MHz and 1.05GHzNMR
冨山 秀貴, 武田 和幸, 相澤 慶二, 齊藤 敦 (山形大); 高橋 雅人, 前田 秀明 (理研); 大嶋 重利 (山形大)
twk16617*st.yamagata-u.ac.jp
Abstract:500MHz及び1.05GHzに対応した溶液用NMR検出コイルついて最適な形状を検討した。
検討には3次元電磁界シミュレータMW-studioを用いて、B1磁場均一性とコイルの自己共振周波数に着目しシミュレーションを行った。検出コイルはサドル型とし、材質は銅を仮定してシミュレーションを行った。また回路解析シミュレータS-Napを用いて、周波数チューニング及びインピーダンスマッチングについて検討した。そのシミュレーション結果より、コイルの自己共振周波数が1.82GHz、B1磁場のY軸、Z軸方向に対する均一性がそれぞれの使用時の有効範囲において90%以上の均一性を得られた。今後得られた最適化形状よりコイルの試作を行い、シミュレーション結果との関係について検討を行う予定である。