アンテナ結合アルミ超伝導トンネル接合素子(Al-STJ)を用いたCMB偏光検出器の開発

Development of an Antenna-Coupled Al Superconducting Tunnel Junction (Al-STJ) for a Detection of Cosmic Microwave Background Polarization


美馬 覚, 石野 宏和, 樹林 敦子 (岡山大); 羽澄 昌史, 住澤 一高, 樋口 岳雄, 吉田 光宏, 田島 治 (KEK); 渡辺 広記 (総研大); 佐藤 広海, 大谷 知行, 有吉 誠一郎 (理研)
mima*fphy.hep.okayama-u.ac.jp


Abstract:次世代の宇宙背景マイクロ波放射(CMB)偏光検出器として、アルミ超伝導トンネル接合素子(Al-STJ)を用いた高感度ミリ波検出器の開発を高エネルギー加速器研究機構(KEK)、理化学研究所と共同でおこなっている。アルミSTJはミリ波帯に感度があり、多素子化が容易であるなど、CMB偏光検 出器として十分な感度を持つと期待される。本講演では、KEKのプロセス装置で試作したアンテナ結合アルミSTJの、基礎特性とミリ波に対する感度試験の結果について報告する。