イットリウム系超電導変圧器の巻線技術開発 (2) − 過電流と曲げ特性 −

Winding technology development of Y-based HTS power transformers (2) - Over current and bending characteristics -


岡元 洋, 林 秀美 (九州電力); 岩熊 成卓 (九大); 齊藤 隆 (フジクラ); 田辺 圭一, 塩原 融 (SRL)
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Abstract:経済産業省プロジェクト「イットリウム系超電導電力機器技術開発」の超電導変圧器技術開発について、巻線技術開発の成果を報告する。
電力用変圧器は、電力系統故障時の過大電流に対しても健全性を維持しなければならない。このため、変圧器巻線は保護上、銅などの安定化層を有する超電導線材で巻線する必要がある。また、巻線の大電流化のため、多層並列化した線材は転位をしなければならない。
今回、①安定化材構造が異なる数種類の巻線モデルの過大電流通電、②線材の曲げによる転位長の変化、による巻線の臨界電流特性を評価した。本研究はNEDO委託事業により実施した。