Remodeling and construction of the SKS superconducting magnet
青木 香苗, 槙田 康博, 岡村 崇弘, 荒岡 修, 鈴木 祥仁, 川井 正徳, 近藤 良也, 笠見 勝祐, 春山 富義, 高橋 俊行, 白壁 義久, 垣口 豊 (KEK)
kanae.aoki*kek.jp
Abstract:SKS(Superconducting Kaon Spectrometer)超伝導電磁石は、原子核実験用のスペクトロメーターとして、1992年にKEK 12-GeV PS 北カウンターホールに建設されたものであったが、中型のヘリウム冷凍機を利用した冷却方式から、GM-JT冷凍機を3台使用した冷却方式に改造して、J-PARCハドロンホールに移設されることになった。工場での改造は2008年に終了し、2009年1月よりハドロンホールにおける組み立てが開始された。
GM-JT冷凍機は、定常状態を維持する目的で使用される。室温からの冷却に際しては、液体窒素、そして直接液体ヘリウムの注入が必要である。現在組み立て後の冷却試験の最中である。
講演においては、SKS超伝導電磁石の冷却方式の改造点と冷却試験の成果について発表する。