Phase formation by second rapid-quenching in Nb-Al system
伴野 信哉, 竹内 孝夫, 井上 廉, 飯嶋 安男, 菊池 章弘 (NIMS )
banno.nobuya*nims.go.jp
Abstract:急熱急冷・変態法によるNb3Al超伝導線材は、優れた高磁界特性を有するが、通常そのTcは約17.6K程度であり、これまでに報告されている最高値19.1Kと比べてなお1.5Kの開きがある。これまでにNb(Al)過飽和固溶体相を高速で高温変態させることでTcが改善されることが明らかとなったが、それでもそのTcは18.5Kを超えることはなかった。今回Nb-Al相の均一化を図った第二急冷処理により、部分的ではあるがTc約19Kを示す相が現れた。