バルク磁石を用いた局所空間の磁場変調に関する基礎的研究 (2) − 特性の向上 −

Study for spatial magnetic modulation using superconducting bulk magnet (2) - Enhancement of characteristics -


古田 大樹, 藤代 博之, 内藤 智之, 吉本 則之 (岩手大)
fujishiro*iwate-u.ac.jp


Abstract:前回の学会で、磁場印加の液相成長による高配向有機半導体薄膜の実現を目的に、2T級バルク磁石と珪素鋼板アレーを用いて局所空間の磁場変調を実現する基礎研究を発表した。
本研究では、2個バルク磁石を用い、さらに珪素鋼板アレーの配置の改良により、6mm間隔で約0.8Tの磁場変調を実現したので報告する。
このような磁場変調構造は永久磁石では実現できないため、新しい応用への可能性を示唆している。