アクティブ型熱音響機器における仕事流の増幅特性評価

Work flow analyses for the active type thermoacoustic device


加藤 直樹 (名大); 鷹見 重幸 (NIFS); 前川 龍司 (名大、NIFS)
kato.naoki*lhd.nifs.ac.jp


Abstract:音響エネルギーをアクティブに制御した熱音響機器における仕事流の増幅特性について、実験・数値解析から検討した。
音響エネルギー発生装置には、CFIC社のリニアコンプレッサーを利用し、Simple Orifice Pulse Tube(SUS製)と同様な構成になっている。このSUS管の内部に配置した高温・低温熱交換器の間には再生器(SUSメッシュ)を積層している。
特性評価試験は、PWGへの印加電圧、運転周波数(40〜70Hz)を可変とし、再生器両端の温度差を320K、220Kに保った状態で、オリフィス開度を調節して行った。試験より得られた各構成要素の圧力変動データをシミュレートし、管内のエネルギー流を評価した。
運転周波数・再生器両端の温度差・オリフィス開度が及ぼす、仕事流増幅への影響について報告する。