ナノ粒子分散TFA-MOD YGdBCO線材の不可逆磁場特性

Irrversibility line up to 65 T in nanoparticles dispersed TFA-MOD YGdBCO coated conductors


三浦 正志 (SRL); Baily Scott, Boris Maiorov, LEONARDO Civale, JEFFREY Willis (LANL); 和泉 輝郎, 田辺 圭一, 塩原 融 (SRL)
m_miura*istec.or.jp


Abstract:(財)国際超電導産業技術研究センター超電導工学研究所は、高温超電導体の高不可逆磁場に関する共同研究を米国ロスアラモス国立研究所と始めた。不可逆磁場は、実用上の臨界磁場であるため、これらを向上させることにより更なる高温超電導体の応用とマーケット拡大が期待される。高不可逆磁場を得る一つの手段としてREBCO超電導体における磁束ピンニング点導入技術の開発がある。本研究では、高不可逆磁場を得るためにTrifluoroacetates-Metal Organic Deposition (TFA-MOD)法を用いY1-xGdxBa2Cu3Oy (YREBCO)線材内部に人工的にBaZrO3ナノ粒子を分散させた。これらBaZrO3ナノ粒子が低温高磁場における不可逆磁場に及ぼす影響を調べるため、米国ロスアラモス国立研究所 国立高磁場研究所の65Tパルスマグネットを用いて、さまざまな磁場角度における不可逆磁場を測定した。その結果、65TにおいてもYGdBCO+BZOナノ粒子線材は、YBCO線材に比べ高い不可逆磁場を示した。