RE123系線材における超伝導特性に及ぼす応力・ひずみ効果−引張り・圧縮試験による評価

Stress/strain effect on superconducting properties in RE coated conductor evaluated by axial tensile/compressive test


菅野 未知央 (京大); 崔 世鎔, 伊藤 喜久男, 木吉 司 (NIMS); 宮副 照久, 宮松 和浩, 安藤 努, 和田 仁 (東大); 長村 光造 (応科研); PRUSSEIT Werner (THEVA)
sugano*kuee.kyoto-u.ac.jp


Abstract:RE-123 coated conductorの臨界電流に及ぼす一軸引張、圧縮ひずみの効果について報告する。coated conductorでは基板材料としてHastelloy C-276が広く用いられているが、その熱処理、加工プロセスの違いによりその降伏挙動が異なり、これが線材のひずみ特性の違いとして現れる。当日は、基板の前処理条件と連続、不連続降伏現象との関係に着目して発表する。また、比較的長尺の超伝導線材のひずみ特性を測定する手法として有用なWalters spring(WASP)法を用いた測定のうち、初期巻線ひずみがIc-引張、圧縮ひずみ特性に与える影響について論じる。