小型スターリング型パルス管冷凍機によるGeガンマ線検出器の冷却

Ge gamma-ray detector cooling by a Stirling-type pulse tube cryocooler


春山 富義, 笠見 勝祐 (KEK); 小池 武志, 白鳥 昴太郎, 田村 裕和 (東北大); 竹内 孝行, 保川 幸雄 (FES); 小野 浩 (セイコーEG&G)
haruyama*post.kek.jp


Abstract:小型スターリング型パルス管冷凍機(定格2.5W@70K:100W)によりGeガンマ線検出器を71Kまで冷却することに成功した。Ge検出器は高い中性子バックグラウンドで使用するため、性能劣化を防ぐ必要があり85K以下に保持することが必須である。従来の液体窒素やJT冷凍機冷却ではGe検出器は90K程度であるため、小型冷凍機を応用した。厳しい検出器設置条件、検出器の到達温度、ガンマ線検出器としての性能、長期間の性能等について報告する。