磁化活性汚泥法による下水高度処理プロセスのパイロットプラントスケールでの検討

Examination by pilot plant scale of advanced sewage treatment process by magnetic activated sludge process


渡辺 俊介, 酒井 保藏, SAHA Mihir Lal (宇都宮大)
sakaiy*cc.utsunomiya-u.ac.jp


Abstract:窒素は富栄養化の原因物質であり、下水中の窒素を除去するプロセスは高度処理の範疇に入る。生物学的な硝化、脱窒のメカニズムを利用して下水中の窒素成分まで除去する方法は知られているが、複雑な処理フローや汚泥負荷の制限など運転管理は簡単ではない。我々が提案した磁化活性汚泥法の特徴を利用し、通気の制御などにより、より簡便に有機物と窒素を同時に除去する方法をパイロットプラントスケールで検討し、70%程度の窒素と有機物除去が行えることがわかった。さらに条件を検討し、磁化活性汚泥法による窒素、有機物の除去プロセスの運転方法について報告する。