ITER計画の進展

Progress in ITER project


高橋 良和, 中嶋 秀夫, 礒野 高明, 小泉 徳潔, 濱田 一弥, 布谷 嘉彦, 松井 邦浩, 名原 啓博, 辺見 努, 奥野 清 (原子力機構)
takahashi.yoshikazu*jaea.go.jp


Abstract:ITER計画(国際熱核融合実験炉)では、2005年に建設サイトを南フランスのカダラッシュに決定し、2006年11月にITER協定が7極(日本・米国・ロシア・EU・韓国・中国・インド)により正式に調印しました。その後、それぞれの極内において協定の批准を行い、2007年10月24日に正式にイーター協定が発効するとともに、ITER機構が正式に発足しました。また、時を同じくして、日本国内の実施機関として、日本原子力研究開発機構が政府より指名されました。また、2007年11月28日には、ITER機構が正式に発足して最初の調達取決めとなるITER機構と日本国内の実施機関である日本原子力研究開発機構との間で「TFコイル用超伝導導体の調達取決め」が締結されました。これにより、2008年初旬には各メーカーとの契約を結び、日本における導体の製作を開始しました。最近の進捗状況を報告する。