Superconducting magnet system for the J-PARC neutrino experiment (17) ---Test Results of All the Superconducting Combined Function Magnets and Status Report---
佐々木 憲一, 岡村 崇弘, 中本 建志, 木村 誠宏, 荻津 透, 安島 泰雄, 大畠 洋克, 都丸 隆行, 東 憲男, 槙田 康博, 山本 明 (KEK); 市原 直 (三菱電機)
ken-ichi.sasaki*kek.jp
Abstract:現在、東海村に建設中の大強度陽子加速器J-PARCの50GeV-750kW陽子ビームを利用した次期ニュートリノ振動実験計画が進行中であり、陽子ビームをターゲットまで導くための超伝導ビームラインの建設が最終段階に入っている。このビームラインには2.6Tの2極磁場と19T/mの4極磁場を同時に発生するコンバインドファンクション型超伝導電磁石が28台並べられ、すべてが電気的、冷却フロー的に直列に接続される。これまでも本学会で報告してきたように、2005年末から開始された実機製造は順調に行われ、4台の予備機を含む計32台の磁石製作は2008年7月に無事終了した。本報告では、全磁石における製作結果とKEKで行われた各磁石の冷却試験結果のまとめについて報告する。また、超伝導磁石システム建設の進捗状況についても合わせて報告する。