直流超電導送電用断熱二重配管における熱侵入精密測定のためのテストベンチの製作

Fablication of Test Bench for Precise Heat Leak Measurement on Thermal-Insulated Cryogenic Pipes designed for DC Superconducting Power Transmission


浜辺 誠, 那須 祐児, 河原 敏男, 杉本 達律, 山口 作太郎 (中部大); 石黒 康英, 新司 修 (JFEスチール)
makomako*uu.openbit.net


Abstract:中部大学では2008年10月より,超伝導送電・持続可能エネルギー研究センターを設立し,これまで以上に直流超伝導送電の実証試験を目指した研究を進めることとなった.これまでも,超伝導送電のための断熱二重配管の断熱構造の簡素化を図った研究を1.7m程度の縦置き配管を用いて行ってきたが,今後実用に必要と考えている0.5W/m以下の熱侵入量を精度よく測定するためには,さらに長い配管で,高精度の測定が必要である.また,実用上,横置きにしたときの内管の支持枠などからの伝導熱も含めた熱侵入量の評価が必要である.そのためのテストベンチを設計し,現在製作段階である.ここでは,その装置の設計概要と講演時点での製作状況を報告する予定である.