ITER CS用導体試験サンプルの中性子回折による歪測定計画

Strain measurements plan of the qualification sample for ITER CS using neutron diffraction


辺見 努, 松井 邦浩, 長谷 隆司, 小泉 徳潔, 高橋 良和, 奥野 清, 土屋 佳則, 鈴木 裕士, HARJO Stefanus, 相澤 一也 (原子力機構); 町屋 修太郎 (大同工大); 長村 光造 (応用科学研)
hemmi.tsutomu*jaea.go.jp


Abstract:原子力機構はITER 中心ソレノイド(CS)用導体の調達を担当する。2009年度からCS導体の調達活動を開始するため、現在、スイスのローザンヌ工科大学プラズマ物理研究センター(CRPP)が所有する実規模導体臨界電流試験装置(SULTAN)を用いて導体性能を実証するためのサンプル製作を進めている。本報告では、試験サンプルの設計及び製作の前に実施したジョイント試作の結果を報告する。また、導体性能を正確に測定するためには、導体の残留歪を管理することが要求される。これまで、TF導体では、薄肉ジャケットであるため、ジャケットの歪を解放法により測定することができた。CS導体では、ジャケットが厚くなり、これを適用することができない。そこで、中性子回折による歪測定法により、超伝導体の歪を直接測定することを計画している。本報告では、この計画の概要についても報告する。