波形制御されたパルス磁場によるバルク高温超伝導材料の着磁特性
Trapped magnetic properties of HTS bulk by waveform control pulsed-field magnetization

井田 徹哉 (広島商船高専);木村 洋介 , 佐野 友久, 山口 久美子 , 和泉 充 (海洋大);三木 基寛 , 北野 雅裕 (北野精機)
ida*hiroshima-cmt.ac.jp


Abstract:  バルク高温超電導材料の電動機等への磁気応用のためには、パルス着磁法による磁化が適している。しかし、バルク材料に捕捉される磁束は、静磁場着磁法による場合と比べて、最大磁束密度及び総磁束が小さく、磁場分布も乱れやすいため、バルク材料への実用的な着磁技術の確立を目指して研究を進めている。我々は、一般的に用いられるLCR過度応答特性に従ったパルス波形ではなく、半導体スイッチの連続的な開閉によって立ち上がり時間を制御した単一パルスを用いてバルク材料への着磁を行った。本研究では液体窒素中に浸漬したφ45×19mmのGd系バルク材料へパルス磁場を印加し、バルク表面の磁束密度を測定した。LCRパルス着磁によって最大の捕捉磁束密度と対称性の高い磁場分布が得られた条件を元に、放電電圧とスイッチ開閉のデューティ比を変えながら磁場特性を測定したところ、磁場分布の対称性を保ちながらも捕捉磁束密度の大きさを同じ静電エネルギーのLCRパルス波形よりも大きく向上させることができた。