米国Albany HTS Cable Projectの最新状況
Latest status of Albany HTS cable project

大屋 正義 , 湯村 洋康 , 芦辺 祐一 , 伊藤 秀樹 , 増田 孝人 , 佐藤 謙一 (住友電工)
ohya-masayoshi*sei.co.jp


Abstract:  Albanyプロジェクトは、米国NY州Albany市のNational Grid電力会社の2変電所間(MenandsとRiverside)を結ぶ実線路の一部に、定格電圧34.5kV、電流800A、長さ350mの高温超電導(HTS)ケーブルシステムを建設、長期試験を行うものである。2006年7月より、Bi系超電導線材(BSCCO)を用いたHTSケーブルを用いた実線路運転を開始しており、現在、長尺超電導ケーブルの長期実用性検証試験を行っている。さらに、本プロジェクトの第2フェーズとして、30m区間のBSCCOケーブルを、Y系超電導線材(YBCO)を用いたケーブルと入れ替えることが計画されている。本発表では、BSCCOケーブルの長期検証結果及びYBCOケーブルの開発状況について報告する。