土屋 勝彦				, 	鈴木 優		, 	木津 要		, 	吉田 清		, 	芝間 祐介		, 	玉井 広史	, 	松川 誠	(原子力機構)
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Abstract: JT-60SA装置における超伝導マグネットシステムは、18個のトロイダル磁場(TF)コイル、7個のプラズマ平衡磁場(EF) コイル、そして4つのソレノイドから成るセントラルソレノイド(CS)、の各コイル系より構成されている。TFコイルはBTR=8.2Tmの起磁力を有し、最大経験磁場が6.6T程度であることから、NbTi導体 を採用している。EF コイルは、広いプラズマ形状制御性を持たせるように設計し、導体は高磁場側でも6.2TであるためNbTi導体 を用いている。CSは、両振り40Wbの磁束を供給するため、最大経験磁場は9Tであり、導体はNb3Snを採用している。また、プレコンプレス構造を可能な限り簡素化するため、導体のジャケット材には JK2LBを採用し、さらに、想定している18000 サイクルの運転に耐えられるよう応力解析を実施し、巻線や支持構造の最適化を進めている。本講演では、これらマグネットシステムの概要と設計の現状について、応力解析の結果を中心に、報告する。