山口 久美子				, 	木村 洋介		, 	和泉 充	(海洋大);成木 紳也		, 	坂井 直道		, 	平林 泉	(SRL);三木 基寛	(北野精機)
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Abstract: 近年の超電導同期機の高出力密度化に伴い、外径100 mmを超える大型バルク超電導体の機器への応用が必要となってきている。大型バルク超電導体の高磁束密度と大きな総磁束、エアギャップによる磁束密度の減衰の小ささは、機器応用で大きな利点となるためである。我々は昨年度から外径100 mm と140 mmのバルク超電導体における渦巻き型コイルを用いたパルス着磁を行っており、前回は外径140 mmのバルク超電導体へのパルス着磁が有効であることを報告した。本研究は、円錐形の捕捉磁束密度分布と総磁束の増大を目指し、外径140 mmのGd-Ba-Cu-O超電導バルク体を、径の違う二種類のコイルの着磁特性を利用してより効率的な着磁を行った。この着磁法により円錐形の整った捕捉磁束密度分布と、大きな総磁束を得られたことについて報告する。