Abstract:　 スラッシュ窒素は窒素の固液ニ相流体であり，冷却媒体としてみた場合に液体窒素と比べ低温かつ熱容量が大きい特徴を有する．しかし，低流速域では固液分離や圧力損失増大を示すため運転条件が限定されてしまう．特にFREEZE-THAW法で生成した固体窒素粒径は平均1.4mm程度と大きく，1m/s以下の流速では実質的に搬送ができなくなることが確認されている．そこで固体の微粒化がスラッシュ窒素の流動特性改善に有効ではないかと考え，シミュレーションおよび実験を実施中であり，その経過を報告する．