朴 明珠				, 	秋山 庸子		, 	泉 佳伸		, 	西嶋 茂宏	(阪大)
		park-m.j*qb.see.eng.osaka-u.ac.jp		
	
Abstract: 低侵襲の癌治療法としてクライオサージェリー(凍結融解壊死療法)が注目されている。しかし病変組織のみを壊死させるために必要な凍結温度や凍結融解速度、繰り返し回数などの条件設定は経験に頼っているのが現状である。そこで、凍結融解による温度制御条件の設計のため、まず組織を構成する最小単位である細胞に注目し、細胞壊死のメカニズムを解明することを目的とした。示差走査熱量測定(DSC)を行い、融解エンタルピーから凍結融解速度に伴う細胞の水の束縛状態の変化を調べた。また、MTT法を用いて凍結融解速度による細胞の生存率を調べ、水の束縛状態との相関について検討した。