直流超伝導送電ケーブル実験装置における第2期実験

Second Period Experiment of DC Superconducting Power Transmission Cable in Chubu University


浜辺 誠 , 山本 勇 , 佐々木 淳 , FAMAKINWA Tosin , 那須 祐児 , 秋山 龍一 , 山口 作太郎 (中部大) ; 二ノ宮 晃 (成蹊大); 星野 勉 (明星大); 石黒 康英 (JFEスチール); 川村 邦明 (前川)
hamabe*isc.chubu.ac.jp
Abstract:  中部大学では平成17年度より直流超伝導送電システムの実用化を目指した研究を開始した.そのための直流超伝導送電ケーブルの実験装置の建設を平成18年10月に完成し,引き続き12月まで第1期冷却を行ない,通電実験等を行なった後,自然昇温した.部分的に修理・改造を加えた後,平成19年6月より2度目の冷却を開始した.5日程度で超伝導状態に達した後,8月末に自然昇温するまで,昇温〜再冷却の過程による高温超伝導線材の特性の確認や,長時間の通電試験などを行なった.その結果,使用している高温超伝導線材の特性の劣化は特に確認されず,また全超伝導線材の半数(19本)を使用して,1.5kA,15分間の通電試験を行なった.講演ではこの第2期冷却実験の詳細を報告する.