回転機応用のためのGd系バルク高温超電導体の捕捉磁束密度分布整形に関する研究
Study of shaping distribution of the magnetic trapped field with Gd-bulk HTS for application of the synchronous rotating machine


松崎 弘久,木村 洋介,森田 英祐,和泉 充,井田 徹哉(海洋大);杉本 英彦(福井大);三木 基寛,北野 雅裕(北野精機)
hmatsu@e.kaiyodai.ac.jp
Abstract:  我々の研究グループでは小型のポッド式電気推進システムに注目し、サブメガワット級のバルク高温超電導同期機の開発を進めている。この同期機の構造はアキシャル型であり、8個のバルク磁石が親戚冷却によらない方式で冷却され回転界磁子を形成する。電機子巻き線は渦巻き型コイルからなり、円周上に配置された回転界磁子を挟んで6個ずつ12個のコイルが電動機躯体に固定されている。バルク高温超電導体を同期機に実装するにあたりバルク体に対し、いかに均一な捕捉磁束密度分布を着磁させるかが機器性能を支配する。本研究では、高磁束密度軟磁性材料をバルク体の中心に挿入することにより更なる捕捉磁束密度分布の均一化を、分布の改善を図った。