非対称な人工ピンニングセンターを導入した超伝導膜の特性検討
Study on properties of superconducting film with asymmetric artificial pinning centers.
何 継方
,荻原 雅之,原田 直幸,内藤 裕志(山口大)
h007hm@yamaguchi-u.ac.jp
Abstract: 第二種超伝導体の臨界電流密度は、量子化磁束とピンニングセンターの相互作用によって決定され、このピンニングセンターは、超伝導体内部の欠陥や不純物、析出物などである。一方、微細加工などにより人工的にピンニングセンターを導入する方法を用いると、超伝導膜の臨界電流密度特性を変化させることも可能である。本研究では、ローレンツ力に対して非対称に作用するピンニングセンターを導入した場合におけるピン止め特性や臨界電流密度特性について簡単なモデルを用いて検討を行った。