Dy123バルクの機械的特性に及ぼすDy211量と気孔率の影響
Effects of Dy211 content and porosity on mechanical properties of Dy123 bulks


橋本 良太,村上 明,宮田 寛(弘前大);片桐 一宗(岩手大)
amura@mech.hirosaki-u.ac.jp
Abstract:  Dy123とDy211のモル比が100-X : X(X=15, 20, 25)のバルクから採取した試験片の3点曲げ試験を,大気中で行った.Dy211粒子の偏在が観察された試験片の破壊強度は著しく低いが,ヤング率と破壊強度は,ともにDy211量の増加に伴い上昇する傾向が得られた.Dy211粒子の偏在がない場合を対象として,ヤング率及び破壊強度の気孔率依存性を整理した結果,気孔がない場合,それぞれ157 GPa,98 MPaとなることを示した