新しいパルス着磁法(MMPSC-IMRA法)による捕捉磁場と総磁束量の増大
Enhancement of trapped filed and total trapped flux by MMPSC-IMRA method


立岩 達也,日山 拓也,佐塚 悠介,藤代 博之,藤原 篤,川井 研一(岩手大);岡 徹雄(新潟大)
t3205009@iwate-u.ac.jp
Abstract:  これまでバルク超伝導体のパルス着磁における捕捉磁場と温度上昇の関係を明らかにすることで、新しいパルス着磁法(MMPSC法)を提案し、Gd系バルクを用いて世界最高となる5.2Tの磁場捕捉に成功した。 この方法が他のバルクにも有効な方法であることを確認するために、本研究ではSmバルクに対してMMPSC法を適用した。その結果、単一パルスで3.3T、同一パルス法で最高3.4Tだったのが、4.3Tを捕捉し、この方法の有効性を証明した。さらにIMRA法と組み合わせる(MMPSC-IMRA法)ことで総磁束量をMMPSC法終了時より約36%増加させることが確認できた。発表では実験結果の詳細を説明する。