RE123、Bi系超伝導体における臨界温度の決定因子
Determining factors of Tc for RE123 amd Bi-based superconductors


下山 淳一,中島 隆芳,石井 悠衣,浅沼 匠,牧瀬 貴紀,堀井 滋(東大);加藤 武志,小林 慎一,山崎 浩平,林 和彦,佐藤 謙一(住友電工);岸尾 光二(東大)
shimo@sogo.t.u-tokyo.ac.jp
Abstract:  高温超伝導体のTcは結晶構造とキャリア濃度でほぼ決定され、最適ドープ状態においてRE123は90-96 K、Bi2212、Bi2223はそれぞれ95 K、110 Kであるとされている。本研究では、局所的な化学組成、構造制御によるこれらのTcの改善を試みており、最近Bi(Pb)2223線材において再現性良く115 KのTcが発現する熱処理条件を見出した。講演ではRE123のCu-O鎖への元素置換がTcに及ぼす効果も含めて、材料特性改善のためのこれらの系のTcの改善手法について議論する。