磁気クロマトグラフィーによる微粒子およびイオン分離に関する数値解析
Numerical analysis on magnetic chromatography for ultrafine particle and ion separation


金 錫範,中田 千秋,村瀬 暁(岡山大);岡田 秀彦(NIMS)
kim@elec.okayama-u.ac.jp
Abstract:  現在、物質・材料研究機構(NIMS)では、磁気クロマトグラフィー法による微粒子とイオンに対する磁気分離の研究が行われている。その研究においては、ポーラスアルミナの中に直径20〜50nmのNiナノワイヤを100nm間隔で配置した磁気カラムが用いられている。また、微粒子が混入された溶液を流すチャンネルの形状はチャンネル高さが100μmの長方形の3次元空間となっており、配置されている磁気カラムも特殊である。そこで、本研究では、カラムの最適化を目的として磁気カラムの形状、流体速度、微粒子の磁化率などをパラメータにした数値解析を行ったので、その結果について報告する。