可溶性物質に対する担磁法の開発
Development of Magnetic Seeding Process for Water-Soluble Materials


武田 真一,西嶋 茂宏(阪大)
stakeda@nucl.eng.osaka-u.ac.jp
Abstract:  ほぼ実用化段階に入ったと言ってもよい磁気分離の対象物質は主に排水中の浮遊物質や高分子であった。その理由は、排水中の可溶性物質に対しての磁気分離は分離の可能性は確認されたものの回収効率の面から実用化が懸念されたり、あるいは未だほとんど回収できないような物質があったからである。例えば、窒素、燐等の関連溶存化合物がそれであったが、今回これら物質を比較的高い回収効率で磁気分離できることに成功したので報告するとともに、この技術を一般に公開し実用化技術として資する計画についても報告する。