IBAD-PLD法を用いたシングルバッファY系線材
Single-Buffer-Architectured Coated Conductor Based on IBAD-PLD Method
宮田 成紀
,衣斐 顕,高橋 一弘,渡部 智則,山田 穣,塩原 融(SRL)
miyata@istec.or.jp
Abstract: 我々のグループではIBADおよびPLD法を用いたイットリウム系高温超伝導線材の開発を行っている。これまで、200mを超える線材において245Aの臨界電流値を達成するなど、線材特性に関しては順調に成果を挙げてきているが、実用化の観点からは特性だけでなく製造コストの削減が必須となる。今回、その方策の一つとして線材構造の簡略化に着目し、一層のみの中間層からなる線材を作製、その特性の評価を行った。その結果、最高でIc=165A、Jc=3.3MA/cm2などの値が得られた。