Abstract: 我々は、低コストかつ高臨界電流密度を有するNb3Sn線材を実現するため、新たにFEAT(Fine Eta compound powder for Attractive Tin source)法によるNb3Sn線材の試作を開始した。この手法は、NIMSより提案されたもので(2006年春季低温工学にて発表)、Ti添加Cu-60wt%Sn化合物(η)粉末を原料としたパウダーインチューブ法により線材化するものである。このFEAT法において、引抜き加工のみで試作したNb3Sn多芯線材の特性について報告する。本研究は、NEDO産業技術研究助成事業により行われた。