500kVA3相高温超電導リアクトルの開発
500 kVA Development of 3-phase HTS Reactor

今吉 忠利 , 畑辺 康弘 , 林 秀美 (九州電力);富岡 章 , 讃岐 育孝 (FAT)
Tadakazu_Imayoshi*kyuden.co.jp


Abstract: 変圧器,リアクトル等の交流応用の電力機器への超電導技術の適用は,軽量・コンパクト,高効率及び不燃性等から実用化が期待されているが,液体ヘリウムで冷却する低温超電導による交流応用の電力機器では交流損失による経済面から実用化が困難とされていた。しかし,最近の高温超電導導体の急速な進展により,交流応用の電力機器の開発が可能となり,欧米等においても,実用化に向けて本格的な研究開発が行われるようになっている。本研究では,高温超電導単相変圧器等の今までの研究成果を元に,更なる軽量・コンパクト化,高効率化を目指し,巻線技術,低損失化等の要素技術開発を行い,その成果から6.9kV500kVA3相高温超電導リアクトルを設計・試作して,単体特性,及び系統連系特性を確認したのでそれらの結果について報告する。