YAGレーザを用いた超電導コイルの最小クエンチエネルギの測定
Measurement of Minimum Quench Energy in Superconducting Coil Using YAG Laser

山田 喜美雄 , 青木 学 , 松井 祐二 (日立)
kimio.yamada.vr*hitachi.com


Abstract: 樹脂含浸超電導コイルのクエンチ原因はワイヤモーションや樹脂クラックなどの機械的擾乱と考えられている。そのためコイルの最小クエンチエネルギを評価するにはそれら擾乱の持続時間(数100us以下)と同等の短時間加熱が必要である。しかし、これまで使用されてきたヒータ加熱では熱応答速度が遅く機械的擾乱の模擬ができない。そこで、10nsのパルス加熱が可能なYAGレーザを用いて最小クエンチエネルギの測定を実施した。その結果について報告する。