ATLAS超伝導電磁石の開発‐CERNでの試験結果(7)
- ソレノイド冷凍システム性能試験 -

Development of the ATLAS superconducting solenoid magnet - Performance in CERN (7)
Cryogenic system performance


近藤 良也 , 川井 正徳 , 土井 義城 , 槙田 康博 , 春山 富義 (KEK);水牧 祥一 (東芝);山本 明 , 近藤 敬比古 (KEK);Ruber Roger , Kate Herman T. , Haug Friedrich (CERN)
ykondo*post.kek.jp


Abstract: ATLAS超伝導ソレノイドは3基の超伝導トロイダルマグネットと共通のヘリウム冷凍システム(6.5kW @4.5K, 60kW @50K)から寒冷の供給を受けて冷却される。ソレノイドと直結したコントロールデュワーにてコイルの状態に合わせた寒冷制御を行うが、この制御内容はKEKで設計し、CERNの制御装置に入力された。また初めて正規の構成(位置関係)となったので、冷凍機異常時の強制2相流からコントロールデュワー内の液体ヘリウムによるサーモサイフォンへの切替が確実に作動することを実証できた。これらのソレノイド冷却システムの特性について報告する。