ATLAS超伝導電磁石の開発‐CERNでの試験結果(6)
- ATLAS検出器への組み込み‐

Development of the ATLAS superconducting solenoid magnet - Performance in CERN (6)
Installation into the ATLAS detector in the LHC ring


川井 正徳 , 近藤 良也 , 槙田 康博 (KEK);水牧 祥一 (東芝);土井 義城 , 春山 富義 , 山本 明 , 近藤 敬比古 (KEK);Ruber Roger , Kate Herman T. , Haug Friedrich , Metselaar Jos (CERN)
masanori.kawai*kek.jp


Abstract: CERN/LHC計画への国際協力の一環としてKEKはATLAS粒子検出器の超伝導ソレノイドを分担し、日本での製作・冷却励磁試験を経てCERNに搬入した。CERNに到着後、クライオスタット実機への組み込みと性能確認を行い、ATLAS検出器本体への組み込まれた。本報告では地下100mのピット内に位置し、複雑な検出器構造体へのソレノイド機器の組み付けや接続作業について述べる。また接続作業の健全性を性能試験を通じて確認したのでその結果も報告する