DyBaCuO超伝導バルクの熱伝導率におけるDy211の影響
The influence of contents of Dy211 phase on thermal conductivity in DyBaCuO bulk superconductor
八重樫 晃一
, 佐久山 誉生 , 高橋 則史 , 川井 研一 , 藤代 博之 (岩手大)
t1202052*iwate-u.ac.jp
Abstract:
我々はこれまでにDyBaCuO超伝導バルクが低熱伝導率であり、電流リード応用に有望な材料であることを報告した。この低い熱伝導性の起源を明らかにするため、本研究では故意に211相を添加しないREBaCuO超伝導バルク(RE=Dy,Y)を作製し、熱伝導率の値に与える211相の影響を調べた。その結果、Dy123相が本質的に熱伝導率が低い可能性があることを示唆する実験結果を得たので報告する。