Φ65mm大型超伝導バルクのパルス着磁特性
Pulse field magnetization to large HTSC bulk 65 mm in diameter

立岩 達也 , 日山 拓也 , 藤代 博之 , 川井 研一 (岩手大);岡 徹雄 (新潟大)
t3205009*iwate-u.ac.jp


Abstract: 本研究グループは、これまで直径45mmの超伝導バルクに対してパルス磁場印加時の温度上昇や捕捉磁場の関係について明らかにし、新しいパルス着磁法(MMPSC法)を提案した。近年、超伝導バルク体は成長法の改良によって捕捉磁束の増大が期待できる大型のバルク体の製造も可能になってきたことから、本研究では、比較的大型な直径65mm超伝導バルク体における同一パルス着磁法における捕捉磁場と温度上昇の測定をした。その結果、45mmのバルクとは印加磁場と捕捉磁場の関係が異なり、期待したほど捕捉磁場の向上が見られなかった。そこで、MMPSC法を適用することで、同一パルス着磁法に比べ約1.5倍、捕捉磁場が向上した。発表では実験結果の詳細について説明する。