水素エネルギー社会における液体水素輸送・貯蔵技術
Liquid hydrogen storage and transport for realizing the hydrogen energy society

神谷 祥二 , 合澤 清志 (川崎重工)
kamiya_s*khi.co.jp


Abstract:  水素エネルギー社会は、天然ガス等の導入増大、CO2分離技術過程を経て徐々に浸透していくと予想される。水素エネルギー技術の最重要技術課題は水素の輸送貯蔵技術で、現在、各種の水素貯蔵方法(吸蔵合金、錯体系、炭素系用)が研究されている。どの貯蔵方法も米国DOEの水素貯蔵目標値(Ex.2015年の車載用目標値9%wt)に達していなが、液体水素は最有力候補である本発表では、日本、欧米の水素ロードマップにおける液体水素技術の位置付け、及び技術動向を紹介しながら、水素エネルギー社会全体に液体水素システムを適用していくための液体水素輸送・貯蔵技術の課題・開発状況(当社のコンテナ研究開発含む)を報告する