Mg-Li合金を用いた複合加工法によるMgB
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超電導線材の作製
Fabirication of MgB
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superconducting wire through composite process using Mg-Li alloy
戸叶 一正
, 藤井 宏樹 , 竹内 孝夫 , 熊倉 浩明 （NIMS）
TOGANO.Kazumasa*nims.go.jp
Abstract:
Mg-Li合金の優れた加工性を利用したMgB
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超電導線材の新しい作成法を紹介する。従来のPIT法は粉末焼結を基本とするため高密度が得にくい難点があるが、最近、高密度化が可能な方法として拡散反応を利用した方法が注目を浴びている。ただし、拡散法を線材化に適用するためには複合体を形成する必要があるが、純Mgが極めて加工が困難な点がネックになっていた。本研究ではMgにLiを添加すると加工性が劇的に改善されることに注目し、Mg-Li層とB層から構成される複合線材を加工によって作製し、両者間の反応によってMgB
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超電導層を形成させることに成功した。Li添加はMgB
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の超電導特性に悪影響を及ぼさない（Tc＝36-38K）。発表では、加工、熱処理等の複合体の形成法、線材の組織、輸送電流等の超電導特性、今後の展望について述べる。