ITER計画の進捗と超伝導マグネット調達における日本の貢献
Progress in ITER project and Japanese contributions to the Procurement of the Superconducting Magnet
礒野 高明
, 小泉 徳潔 , 布谷 嘉彦 , 松井 邦浩 , 奥野 清 (原子力機構)
isono.takaaki*jaea.go.jp
Abstract:
ITER超伝導マグネット・システムは、トロイダル磁場(TF)コイル18個、中心ソレノイド(CS)6モジュール、ポロイダル磁場(PF)コイル6個などから構成され、ITER参加極のうち、日本、欧州、米国、ロシア、韓国、中国の6極で分担して調達する。日本は、この6極の中でも最大の貢献を行う。TFコイルの調達は、超伝導導体、巻線、構造材に分類され、日本は、超伝導導体を約1/4、巻線を約半分、構造材を全量調達する。CSでは、超伝導導体を全量調達する。調達準備として、各極で超伝導素線及びその導体化のR&Dを行っており、日本の開発状況を報告する。また、他極の状況についてもあわせて報告する。